洒落にならない怖い話まとめぽぽぽ・・・

怖い話にはいい話もあるんだよ?

地元民が一切近づかない神社

絹の道といわれる観光地が近所にあります。 ここには一つの噂がありまして、我々地元民は一切近づきません。 そのウワサについて書かせていただきます。 今から数十年前、地元一帯が氏子になっている神社がありました。 そこは神主さんが通いのため、ある一人の老婆が管理をしていました。

その年の夏。 神主も帰り、夕暮れ時になったころ。 夕飯の支度をしている彼女を押し入り強盗が襲いました。 逆上して興奮状態の強盗は、老婆を刺し殺してしまいました。 包丁らしきものでメッタ刺しにされたその姿は目も当てられないさまだったようです。 しかしおかしなことに、犯人はわずかばかりの現金のほかに妙なものを盗んでいきました。 それは「地蔵の首」です。 ただの石でできたお地蔵さまの首を叩き折って、持っていってしまったのです。 一体なんの目的かはわかりませんでした。 犯人は現在も捕まっておらず、ただただ首無しの地蔵だけが今もその神社に奉られているだけなのです。

我々地元民が、なぜけして近づかないかというと明らかに空気がおかしいからです。 当時の惨殺された話を知らない若い子供でも、その空気の重さ・暗さに歩みを進めることができません。 余談ですが、ギボアイコさんが数年前テレビ撮影にきた時も気を失われてしまいました。