洒落にならない怖い話まとめぽぽぽ・・・

怖い話にはいい話もあるんだよ?

『お盆』帰ってきたじじ【怖いけど良い話】

流れ読まずに投下

 

先日いとこが子どもを連れて帰ってきた。

一歳の女の子でまだ言葉もママとかぶーぶーとかしか喋れない。

家に来て速攻食べ物ねだったり、コロコロで遊んだり、ごく普通の一歳児。

 

しばらくすると、遊び疲れたのか眠たそうにしていたので和室につれていき、布団に寝かせることにした。

妊婦であるいとこも一緒に横になり、じいじ(いとこの父)は隣の部屋でソファーで横になり、いとこの旦那は仕事で来ていなかった。

 

あたしも一緒に横になり、眠りにつこうとしていた。

するといきなり、いとこの娘がベランダの方を指差し始めた。

 

あ!あ!

 

なんだろう?と思い外を見て見たがなにもない。

風が強かったので、揺れている木がおもしろいのかなと思い、揺れてるねーと笑いながら返した。

満面の笑みでベランダを指差しながらあたしを見てくる。

そんなに楽しいのか?(笑)と思いながらも風すごいねーと返事をしていた。

すると、寝転がっていた布団から起き上がり、ベランダのほうへ近づいていった。

網戸にしろとうるさいので窓をあけてやると、何もない空間を指差して一生懸命伝えてくる。

 

あ!あ!

 

さすがに何かあるのかな?と思い、どうしたの?と聞くと

 

じじ!じじ!

 

 

 

880 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/08/22(水) 20:36:19.63 ID:cJLhfTmg0

じじ?じいじのことか?と思ったがじいじはソファーでリラックスタイム。

しかしまだなお何もない空間を指差し、じじ!じじ!と叫んでいる。

じいじが恋しいのかと思い、じいじのいるソファーまでつれていくとまた和室に戻ってくる。

和室の入口をあけ、網戸を見た瞬間

 

あーー!

と嬉しそうに叫び、網戸に猛突進。

今度は指をさすのではなく、網戸をばんばん叩きながら

 

じじ!じじ!じじ!

と叫ぶ。さっきまではベランダより2mほど離れた木に視線があったのだが、今回は明らかに目線が目の前だ。

 

じじ!じじ!じじ!!

バンバンバンバン!

 

なんだか怖くなって急いで窓をしめた。

すると寝ていたいとこが急に起き上がった。

どうしたの?と聞くと

 

爺ちゃんが夢にでてきた

って。爺ちゃんは13年前に亡くなってて、いとこもよくしてもらってた。

盆だったし、帰ってきてたのかなーと思ったが

 

爺ちゃんが、変なやつは相手にしたらだめだって、爺ちゃんが守るからって

だって。

いとこの娘が見たのは爺ちゃんだったのか?

 

長い割に怖くないww

長文すまん