【短文怖い話】○○の箇所に大量のマチ針が・・・
ある若夫婦の愛娘が○を失った。不注意から起きた事故と2人はひどく落ち込んだがそれでも懸命に生きる娘を見てこの子と希望を持って明るく生きていこうと思った。
そんな時に母親側のお祖母さんが亡くなった。それに続いてお祖父さんも亡くなった。田舎の家に若夫婦と娘は移り住む事になった。葬儀等が終わり家の片付けを夫婦は始めた。
田舎の家でその家には蔵があった。蔵の片付けをしていると母親がこれ何かしら?と木の箱を見つけた。なにやらよくわからない文字が書いてあった。なんだろうね?父親が箱を開けた。
中には人形が入っていた。娘が乳児の時に着ていた服を縫って作ってあった。着れなくなった服を捨てるなら送ってくれなかなか会えないからとお祖父さんお祖母さんに言われて送ったものだった。
人形の顔の部分に娘の写真が貼ってあった。○○の箇所に大量のマチ針が刺さっていた。
やはり見間違いじゃなかった。奥さんは当時見ていた。ハサミが自然に宙に浮いて横滑り一文字に娘の○○を切り裂くのを。
信じて貰えないだろうから旦那には言わなかった。そして人形を見て一生言えないなとも思った。
よくわからない話。
おわり。