姉の昔話
怖いけど、「ことりばこ」とかと比べてなんかこっちはネタかなぁとか思ってたんだが、ふと昔姉が話してくれたことを思い出した。
姉は霊感があり、よく色々な話をしていて、全く嘘をついているとは思えなかった。
というか元々嘘をつくような人でもないし、わざわざそんな嘘をつく必要性もなかったし、なにより自分は普通にいると思ってる派なので信じていた。
けど、ひとつだけそれは嘘だろwって話があって、「くねくね」を見て思い出した。
ある日、姉が窓のカーテンを開けてみると、隣の家の屋根の上に白い物体がいたそうだ。姉の部屋は2階で、屋根が見えるようになってる。
くねくねという表現はしていなかったが、なんか白いもくもくしたような例えるとスノーマンみたいなのがいた と言っていた。
自分でも嘘だろうと思って1回カーテンを閉め、もう1回開けてみるともういなくなっていたそうだ。
そん時は、なんだよそれwとか言って笑っていたんだがもしかして・・コワス。
書いてる途中に携帯がなってビビった自分は小心者。ビビッタ。
そして目の前を過ぎ中央にさしかかった時にスポーツカーがスピードをあげたまま右折してきた。
いやな音とともに子供が跳ねられた。
宙を舞いクルクルと落ちていくのがスローモーションの様に私の目に焼き付いた。
一瞬呆然としてしまった私だが慌てて車から降り携帯で救急車を呼び母親の元へ駆け寄った。
ひいた車は見えない・・・・逃げた様だ。
母親はパニックを起こしており、子供の側で泣きながら助けを求めている。
子供の名前を何度も呼び、目を開けて〇〇ちゃん!と叫んでいる母親に危ないからと言い歩道の方に避難して下さいと説得したが、聞きいれてもらえず子供の側を離れようとしない。
まあ、仕方ないよな親としたら当然かもしれない。
そこで私の後ろにいた車の運転手と協力して救急車が来るまで交通整理した。
やがて救急車が到着し、子供と母親を乗せ走り去っていった。
私は救急車から少し遅れて来た警察官に事故を説明し逃げた車の特徴を説明し、帰途についた。
家に帰ったが今日見た事故がショックで食欲がわかない結局食事は取らずいると、いつの間にか夜もふけてしまい私は眠りについた。
次の日、仕事を終えテレビを付けると事故のニュースがやっていた。
子供は死亡、即死だったらしい・・・・あれっ?私は母親に駆け寄った時に子供が閉じてた目を見開いたのを見たのだが・・・・
気のせいじゃない口も動かしているのも見た!
後日ひいた車が見付かった。
人気の無い道路で何かを避ける様に急ブレーキを踏みハンドルを切って道路から外れ木に激突しているのが発見されたそうだ。
運転手は死亡
・・・・あくまで噂なのだが運転手の表情は恐怖で歪んでたという。