洒落にならない怖い話まとめぽぽぽ・・・

怖い話にはいい話もあるんだよ?

【父の背中】父はもう二度と会えないところへ行ってしまった。

父が死んで一年になる。

父は母の再婚相手で、俺が小学生の時に突然父親になった。

 

当初は「父さん」と呼べず、悲しい思いをさせたかもしれない。

○○(父の名)さん」と息子に呼ばれるのはどんな気持ちだっただろう。

息子に「本当の父さんじゃないくせに!」と言われる父はどんな気持ちだっただろう。

毒づき、当たり散らす息子にとても手を焼いていたと思う。

 

俺が中一の時に事故で両足を折ってしまい、歩けなくなったときがあった。

その時期に期末テストで、追試はほぼ決定だと思っていた時、父がおぶって学校まで連れて行ってくれた。

学校に近づくにつれて他の生徒の好奇の目に晒されている気がして、俺はとても恥ずかしくなった。

実際中一にもなって父親におぶられている俺をクスクス笑う女子もいた。

そんな折、ふと父の顔を背中越しに見ると、とても堂々としていた。

 

「自分の息子をおぶって何が悪い?」今にもそう言いそうな表情で。

 

謝罪も感謝の言葉も贈れないまま、父はもう二度と会えないところへ行ってしまった。

 

俺には叶わない夢がある。

もし父が歩けなくて困ってしまうような時がきたら俺がおぶってやる。 叶わない夢だけど

小学校3年の授業参観日があった日の夕方、学校から帰って来た母に呼ばれた。 叱られるとばかり思って俯いていた自分の頭の上から、思いがけず優しい言葉が降りて来た。 「欲しい本、読みたい本が有ったら何時でも言いなさい。  家には余裕は無いが、出来るだけ買ってあげるから・・・・・・」   こう言った後で母は、「勉強が楽しいか・・・・・」と私に聞いた。 楽しい、と答えた。 後で分かった事だが、参観日終了後の父兄面談で担任の先生が、 「がまかつ君は質問が多いので時々授業が進まなくなってこまる。  家で少し教えては

小学校3年の授業参観日があった日の夕方、学校から帰って来た母に呼ばれた。

 

叱られるとばかり思って俯いていた自分の頭の上から、思いがけず優しい言葉が降りて来た。

「欲しい本、読みたい本が有ったら何時でも言いなさい。

 家には余裕は無いが、出来るだけ買ってあげるから・・・・・・」

 

こう言った後で母は、「勉強が楽しいか・・・・・」と私に聞いた。

楽しい、と答えた。

 

後で分かった事だが、参観日終了後の父兄面談で担任の先生が、

「がまかつ君は質問が多いので時々授業が進まなくなってこまる。

 家で少し教えてはくれまいか・・・・・」

と母に何気なくこぼしたのだそうだ。「がまかつ」と言うのは私の本名である。

 

私は、幼少の頃から「??なぜ何故?」少年だった。それが学校に入り出すと一気に爆発した。

一つ教えられると、三つの疑問が湧く。

疑問の一つが分かると、その答えから更に疑問が三つ出てくる。

つまり、一つ分かると3の二乗分ずつ分からない事が増えていく。

一日の授業を終えて校門を出るときには、朝方よりいっそう疑問だらけの頭を抱えて帰宅する羽目になった。

そんな事が一週間、一ヶ月、一学期と続けばどうなるか。

 

当然の様に授業にはついて行けず、知らずの内に所謂落ちこぼれになっていたのである。

 

ただ不思議な事は、試験をやると点数は何時も悪くは無かった。

内に沸騰してくる「何故、如何して」の質問に答える所が学校では無い、と子供心に分かり、

先生が期待する答えを書けば、一応大きな花丸が貰える事に気付いたからである。

 

小学校3年の、その日以降、私は学校の授業で質問する事を止めた。

 

授業は私の手が挙がらなくなるのと並行して、快調に進んだ。

しかし手を挙げなくなると同時に、私の心は授業とは全く別の「はてなの旅」を続けて行く様になる。

それは苦痛を伴わない全く愉快な時間と知的空間の拡大へとつなっがっていった。

終了のベルの音を夢うつつの中で聞く様になる。

それと時を同じくして、点数はみるみる内に下がっていく。

しかし母は決して私を叱らなかった。

 

学校から帰って来て、今日習った事を手短かに話た後で、

「それで、どうしてこれがこうなるの?誰がそんな事を決めたの?」

質問、疑問をぶつける相手が、学校の先生から母へと変わっていたのである。

 

母の答えは今思うと随分いい加減だったと思う。例えばこうだ。

「そう。其処を知りたいから、世界中の偉い人が勉強し、研究しているんだヨ・・・・・」とか

「ホ~ッお前はそんな事まで知りたくなったの。

 エライねぇ~。よくそこまで考えたこと。

 お母さんはあまり難しくてそんな事考えた事もなっかったのに、よくお前はその小さな頭で考えたこと!!

 これからもそんな風に考え続けて行きなさい。

 分からないって事は、決して悪い事では無い。

 分からない事が分かっただけでも勉強している意味があるんだから・・・・・」

 

煙に巻く様な答えが何時もだった。

しかし、不思議な事にその一言で、心の中には穏やかな気分が「サ~ッ、」っといっぺんに広がって、元気良く外へ遊びに行けたのである。

点数は下りに下ったが、その事で一度も叱られた記憶が無い。

そういう一年を過ごした。

この一年は実に貴重だったと思っている。

その後、担任が変わると、其れまでの成績が嘘の様に、今度は急上昇していった。

「勉強しろ、」とは一度も母から言われた事が無い。

勿論父親からも・・・・・・・・・・・・・

 

只、毎月、一回。父は給料日の日、子供達に一冊づつ本を買って来た。

 

その日の夕方は、家の玄関を掃除して、父を待った。

自転車に乗って坂を降りて来る父の姿を、夕焼け空の下で迎えた。

自転車を降りるなり、「ハイッ!!」と本の入った風呂敷包みを子供達に父は与えた。

 

・・・・・今思うと、本好きになったのは、父が下げていたあの風呂敷包みの所為かも知れない。

兄弟皆でワクワクして風呂敷包みの結び目を解いた。

その夜は、兄も弟も、皆夜更かしをした。

 

 

勉強しろと最後まで一度も言った事が無い父が、昨年の夏、他界した。

私は、宮城のとある防波堤で、釣りをして一人で父の事を思った。

涙を流しながら釣りをしたのは、最初だった。

釣りは父から教わったのである。

 

夕焼けと、坂と、自転車と、風呂敷包み・・・・・。

父から渡されたあの風呂敷包みで、本好きの自分が出来たのかも知れない。

本を開く前、あの子供達の頃の夕焼け空がよみがえる。

見ちゃだめ』何気なく廊下の方をみたら・・・

携帯から失礼します。7才位の話です。 

家族は父、母、祖父、祖母、私、弟の6人です。 

夜9時、祖父を除く5人でかるたをしていた私達は、母親の『もう寝ようね』で、かるたをしまおうとしていました。 

祖父は、柱にもたれて、雑誌を読んでいました。 

何気なく廊下の方をみたら、御手洗いの電気がついています。 

『誰か消し忘れたのかな』位にしか思いませんでした。 

部屋と廊下は透きガラス一枚でしきられています。 

やがて電気のついたトイレから、人がでてきました。 

『誰かな。おばあちゃん、トイレに行ってたんかな』私は、ふと隣をみました。 

おばあちゃんは、私達とかるたをしまっています。 

部屋の人数を数えました。私を入れて六人全員そろっています。 

私の様子をみた母親が、トイレをみました。『あっ』と小さく叫びました。 

 

666 めめ New! 2012/07/12(木) 17:31:38.09 ID:BFCwAToSO

母親は隣の弟をだっこしました。 

父も廊下に気づき、こわばった表情をしています。 

おばあちゃんの手が私の手を握りました。 

冷たくて震えていました。 

小声で私に『見ちゃだめ』と言いますが、私は、なぜか廊下から目が離れません。 

ガラス越しに白髪の老人が、かすりの浴衣を着て、歩いています。ガラスを開けて入ってきたらと思うと身体中が心臓になったみたいにバクバクしました。 

時間的にはあまり長くなかったと思います。ただ私達にはすごく長く感じました。 

おじいちゃんがガラスを開けたと同時に、浴衣姿の老人は煙のようにきえました。 

あとはおじいちゃんが、塩をまいていた記憶があります。 

 

駄文すいませんでした。 

【学校】手を入れる隙間から手がでていた【跳び箱】

何年か前にちょっとだけ、 

ボランティアというかお助けで、 

地元の公民館に週2で行ってたんだ。 

昼過ぎから夜まで子供たちが学校帰りに遊びに来るんで、 

その監視と片付けを手伝ってた。 

で、そこにはおもちゃとか室内用の一輪車とか 

けっこう豊富にあるんだけど、 

その中でも一番でかくて、貫禄があるものがあって 

それが「跳び箱」だった。 

10段くらいあって、 

なんで跳び箱がここに?って最初は思ったんだけどね 

薄汚れてて、おもちゃ入れる倉庫の隅にぽつんとあった。 

近くの廃校になった学校から譲り受けた物と聞いた。 

2年くらいお手伝い続けてたけれども、 

私情で引越すことになった。 

その日が最後のお手伝いっていう日に 

子供たちは手紙とか折り紙で折ったお花とか 

お別れの挨拶とかしてくれた。 

で、閉めますよ~って言って 

子供たちが全員出たことをいつもの様に確認して 

電気を消して、公民館を閉めようとした。 

 

715 本当にあった怖い名無し New! 2012/07/28(土) 11:17:58.60 ID:zaYnMwyp0

すると、おもちゃをしまってる倉庫から「ガタン」と音がした。 

その後も「ガタガタ」と間をおいて物音がする。 

今までそんなこと無くて、自分が来るのが最後だから、 

子供が隠れて悪戯でもしてるのかなと思った。 

でも、公民館の中は真っ暗。 

もちろん倉庫も真っ暗だったので、 

肝の据わった子だなーと関心してた。 

 

で、もう一度電気をつけて倉庫に向かった。 

扉を開けると、誰かがいる気配はなく、 

さっきまでの物音は嘘のように静まり返っていた。 

でも物音の原因を確かめるためには 

中を見てまわるしかなかった。 

一通り子供が隠れそうなところを見て、 

誰もいないことを確認した。 

最後に跳び箱に目がいった。 

と同時にギョッとした。 

持ち上げるときに手を入れる隙間から手がでていた。 

出てるって言っても指まで。 

人一人分の指が隙間からでていた。 

 

719 本当にあった怖い名無し New! 2012/07/28(土) 11:28:24.81 ID:zaYnMwyp0

まぁびびったけど、指は子供の指だったので、 

「ああやっぱり隠れてたんだな」と思い 

声をかけて跳び箱に近づいた。 

するとスルッと指は跳び箱の中に入っていった。 

見つかったんだから声ぐらい出せばいいのに、 

て思いながら跳び箱を持ち上げた。 

中には誰もいなかった。 

びびりすぎてなにもいえなかった。 

パニックになりかけたけど、そっと跳び箱を元に戻して、 

足早に扉まで向かって電気をけした。 

扉を閉めようとしたとき、音からして明らかに 

跳び箱が持ち上がる音がした。 

もうその後は一目散に逃げた。 

 

読みづらくて長い文章になってもうしわけない。 

「今ならあいつに勝てる気がする。ていうか勝つ」と言い残してどこかへ消えた女

411 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2007/09/03(月) 06:21:43 id:mwoUC6sg [1/2] 

俺のバイト先は24時間営業している薬局で、店の前には店長が「客寄せ」のために 

設置した、ものすごい勢いで左右に旗を振る電動式のパンダの人形が置いてある。 

 

先日、俺が夜のシフトで勤務していたとき、入り口付近を掃除しようと思って外に出たら 

OL風の女性が、そのパンダの人形をじーーっと見つめていた。 

近所でもキモイと評判のパンダなので、ああまた注目されてるなと、たいして気にもせず 

掃き掃除をしていたが、どうもそのOLの様子がオカシイ。 

 

パンダから目をそらさないまま、少しずつ歩み寄り、パンダとの距離を縮めていく。 

何がしたいんだろうと不思議に思って見ていたら、突然OLが片手を振り上げて 

構えの姿勢をとった。そしてパンダの持つ旗が大きく右に振られたときを見計らって 

がらあきになったパンダの顔面をドッと突いた。 

 

呆気にとられている俺の視線を気にすることもなく、OLはパンダが旗を右に左に 

振るたびに、正面にできる隙をついてパンダの顔をど突くど突く。 

一定のリズムで、餅つきの杵のようにドッ・・・・ドッ・・・・・ドッと。 

 

俺はしばらく黙って見ていたが、あまりにも怖いし、客の目によくないし、 

何よりパンダの頭がグラグラし始めたので、勇気をふりしぼって、OLを止めた。 

しばらくすると「あー!いたー!」という叫び声と共に、数人の男女が走ってきた。 

明らかに酔っ払っている男たちは、OLをとっ捕まえると引きずるようにして去っていった。 

その場に残って何やら携帯で連絡している女の人に何があったのか聞いてみたら、 

さっきのOLは会社の飲み会が終わって居酒屋を出たとたん 

「今ならあいつに勝てる気がする。ていうか勝つ」と言い残してどこかへ消えたそうだ。 

【家族の誰かじゃない】オッケー!うまいねっ グーッド!

3年ほど前の春先の話。 

 

どこかに出掛けて、19時過ぎに帰宅。 

車庫のシャッターを開けるため、車から出ようとすると、出掛けに閉めたはずのシャッターが開いている。 

うちの車庫は二階を物置にしているから、自分の留守中に家族が開けて閉め忘れたんだろうなと思い、特に気にも留めなかった。 

 

バックで車庫入れを始めると、薄暗い車庫の中に人影がある。 

ん?誰だ?と思いながらも、オーライオーライとジェスチャーするのでそれに従った。 

 

自分ちだから慣れてるわけで、車は一発で入った。 

するとその人物「オッケー!うまいねっ」と拍手してる。 

まだ車内にいる自分にも聞こえるような大声で。 

ここで気付く。こいつ、家族の誰かじゃない。 

父か弟だと思ってたけど明らかに声が違う。 

 

恐怖心が湧き上がってきて車から出られずにいると、そいつは運転席の横にきて、 

ものすごいイイ笑顔で親指を立て「グーッド!」と言った。 

何の変哲も無い普通のおじさんだったけど、全然しらない人だった。 

彼はアハハと大声で笑いながら去って行った。 

 

未だに何者だったのかわからない。 

 

646 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/07/10(火) 02:14:54.34 ID:/Kh/TkRr0

>>645 

留守中に入り込んでたホームレスじゃないかな 

 

647 本当にあった怖い名無し New! 2012/07/10(火) 18:07:32.52 ID:hJfYCS4g0

>>645 

盗みに入ったところに家主が帰ってきたもんだから、誤魔化して逃走したんじゃないの? 

 

 

649 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/07/10(火) 20:53:37.23 ID:fOhUps600

>>645 

未来から来たお前の孫だよ 

 

650 本当にあった怖い名無し New! 2012/07/10(火) 21:40:31.00 ID:Dn1ZccuP0

645です。いろいろなご意見ありがとう。 

 

うちの町は通り抜けて次の町に出られるといった地域ではなく、 

町の奥は山で、道は続いてるけどある程度行くと行き止まり。 

しかもうちは町内の一番奥。だから通りすがりじゃない。 

うちを狙って来たのか?と思ったけど、じゃあなぜ母屋じゃなく車庫に入ったのか… 

まあそのとき母屋には家族が居て留守ではなかったんだけども。 

 

その後家族と相談して一応最寄交番に電話したけど、もし未来から来た孫だったら申し訳ないことしたかもw 

【自分たちは死んでしまったんだろうか?】【指示されてるような衝動】

315:本当にあった怖い名無し:2011/12/03(土) 07:14:49.80 id:L63ZX6D80 

仕事で宮城県内を廻った人が現地の人から最近聞いた話を書いたブログから抜粋 

 

 

・ある人が夜中に町道を走っていると道路に4~5人のグループが立っていて 

 こちらに向かって手を振っている。 

 車を止めて話を聞いてみると「自分たちは死んでしまったんだろうか? 

 それが分からない、家まで乗せて行って貰えないだろうか?」との事。 

 ゾッとして辺りを見回すと道路の脇には津波で廃車になった車の置き場があった。 

 

 

・津波の現場に写真を撮りに行った男性が写真を撮った直後に背中に重いものを 

 感じた。 

 それから数日後、不意に肉が食べたくなった。 

 普段はそんな事が無いので変だなと思っていたがそれからは自分の意思ではない 

 何者かに指示されているような感覚になってしまった。 

 当時は花火大会が自粛されてたのだが隣町で花火大会が行われる事を知った瞬間 

 無性に花火が見たくなって仕方なくその花火大会を見に行った。 

 花火を見上げているとすっと肩の荷が下りたような感覚に襲われそれからは 

 誰かに指示されてるような衝動が消えてしまった。 

【看護師】サクサク聞こえる【痛い話】

589 本当にあった怖い名無し 2012/06/27(水) 17:19:19.77 ID:4fTzMiRH0

私がまだまだ新米看護師だった頃。 

夜中の巡回中にトイレから変な音がするから覗きに行った。 

サクサク 

サクサク 

何かにかぶりついてるような音がする。 

当時の病棟は内分泌内科だったから糖尿で食事制限をしている人がたくさんいて、 

こっそりおやつ食べちゃうような患者さんも少なくなかった。 

だからその時もてっきり患者さんが隠れて果物でも食べてるのかと思って見てみたら、 

小便用の便器の前で、患者さんが自分の腹に果物ナイフをサクサク突き刺してた。 

死にたかったらしい。 

 

 

別に怖くないか。 

【教習所】 対向車にビビるとかそういう事じゃない。 本当に泣きそうになった。

607 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/30(土) 09:12:37.39 ID:mIC+iVCO0

今、東京郊外の自動車教習所に通っているのだが路上教習が嫌でたまらん。 

別に助手席に座る教習所の指導員にイヤミなやつがいるとか、 

交差点の右折で対向車にビビるとかそういう事じゃない。 

路上教習で使う道は教習所の西側コースと東側コースの二通りある。 

問題は西側コースだ。 

最初にそこを通った時は本当に泣きそうになった。 

 

割と大きめの街道と街道の交わる交差点の真ん中に 

不自然に大きな顔の女の人がフラフラしながら立っているんだよ。 

でも街道を走る車は躊躇無くその女の人めがけて突っ込んでくる。 

普通自動車も、トラックも、大きなダンプもだ。 

みんな女の人を通り抜けて普通に走り去っていく 

 

こちらの信号が青になり、交差点を直進する。 

正直言うとブレーキを踏んで止まりたい 

他にこの女に気付いている車はいないのかなって周囲を見渡しながら車を進める。 

泣きそうな心持ちでそのフラフラ動く女の人の身体を通り抜ける。 

き、気持ち悪い…… 

 

「ここの交差点は事故が多いから今みたいにしっかり安全確認してね。」 

と、そこで指導員がそう言った。 

そりゃ、あんなのところに変なのが立っていれば事故も起こるさ。 

 

……ああ、明日もそのコース走るんだよな。憂鬱だよ。 

【自分たちは死んでしまったんだろうか?】【指示されてるような衝動】

315:本当にあった怖い名無し:2011/12/03(土) 07:14:49.80 id:L63ZX6D80 

仕事で宮城県内を廻った人が現地の人から最近聞いた話を書いたブログから抜粋 

 

 

・ある人が夜中に町道を走っていると道路に4~5人のグループが立っていて 

 こちらに向かって手を振っている。 

 車を止めて話を聞いてみると「自分たちは死んでしまったんだろうか? 

 それが分からない、家まで乗せて行って貰えないだろうか?」との事。 

 ゾッとして辺りを見回すと道路の脇には津波で廃車になった車の置き場があった。 

 

 

・津波の現場に写真を撮りに行った男性が写真を撮った直後に背中に重いものを 

 感じた。 

 それから数日後、不意に肉が食べたくなった。 

 普段はそんな事が無いので変だなと思っていたがそれからは自分の意思ではない 

 何者かに指示されているような感覚になってしまった。 

 当時は花火大会が自粛されてたのだが隣町で花火大会が行われる事を知った瞬間 

 無性に花火が見たくなって仕方なくその花火大会を見に行った。 

 花火を見上げているとすっと肩の荷が下りたような感覚に襲われそれからは 

 誰かに指示されてるような衝動が消えてしまった。 

親友のBを助けてあげよう!→「アナタモ……テクビヲ……キルノヨ」

 

623 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:10:28.78 ID:/fwAWn+v0

最近、友人の様子がおかしかったんです。 

 

僕の仕事仲間で友人『B』は、無口だけど頼もしい男です。親友といってもいいくらい信用しています。 

いつも問題を自力で解決する男なので、最初はそれほど心配していなかったんです。 

でも、今回はそうはいきませんでした。身体は日増しに痩せていくし、会社ではグッタリと机にもたれたり、廊下をフラフラ歩いたりしていました。 

 

悩みか、それとも病気なのか。仕事の休憩中、それとなく聞いてみました。 

しかし「いや、それが、なんていうか……」と、かなり歯切れが悪かったんです。 

 

僕は語気を強め、問い詰めるように質問しました。すると、ようやく話し始めました。 

「出るんだよ。女の霊が……俺の部屋に」 

まったく予想していない話でした。 

「夜、寝苦しくて目が覚めると、暗い表情の女が枕元に座っていたり、会社から帰ると部屋がバラバラに荒らされてたり…… 

「風呂に入ってても、いきなり何かに足首をつかまれたりするし。あと、勝手にテレビがついたり。……本当に霊が居るんだよ」 

「最初は気のせいと思うくらいの現象ばかりだった。でも最近は……あいつに何をされるか、怖くて眠れないんだ」 

Bは毎日、心霊現象に悩まされているというのです。 

一通り話をして落ち着いたのか、Bの顔は少しだけ和らいだように見えました。 

 

僕は霊の存在を信じてはいません。少なくともこのときは。 

それでも、Bの気持ちが少しでも楽になるのなら――そう思って、しばらく僕の部屋に泊まるよう提案しました。 

すると、Bの顔が「パッ」と明るくなったんです。 

「いいのか!? 良かった! ありがとう」 

泣き出しそうな顔と、嬉しそうな顔で、Bの顔はグシャグシャになっていました。 

 

その日の仕事が終わり、一緒に会社を後にしました。 

Bは着替えを取りに、自宅へ行くと言います。僕はついて行こうとしましたが、断られてしまいました。 

「少しくらい、大丈夫だから」 

そう言って、トボトボと歩いて行ってしまいました。それでも、僕と話す前よりは、だいぶしっかりした足取りでした。 

 

624 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:11:02.16 ID:/fwAWn+v0

帰宅の途中、スーパーで弁当やお菓子、ビールやおつまみを沢山買いました。それからコメディ映画のDVDを3枚借りました。 

とくに期限は決めていませんが、しばらくはBと生活することになります。明るく楽しくしようと思いました。 

部屋に帰り、着替えを済ますと、ゴロリと横になりました。Bが来るまで一時間はあります。 

別にかしこまる仲ではありません。「先に食べてしまおうか? それとも風呂に入ろうか?」そんなことを考えていました。 

すると、携帯が鳴りました。手にとって見ると、Bからの着信です。 

 

「よぉ。もうすぐ着くから」 

電話越しでBが言いました。しっかりした、張りのある声でした。 

「良かった。やはり泊まるよう言って正解だった」 

到着が随分早い気がしましたが、その時はあまり気になりませんでした。 

 

十分ほど経つと、チャイムが鳴りました。「来たな」と思い、玄関へ行きます。 

そして、ドアを開けようとしたとき、フト覗き穴から外を見てみたくなりました。もちろん、見なくてもBだと分かっていました。 

そっと覗いてみると、おかしい。誰もいません。 

 

僕は思わずニヤっとしてしまいました。実は、本来Bの性格は、こいうものなんです。仲のいい者には、お茶目な一面を見せてくれます。 

「やはり誘って良かった。機嫌が良さそうだ」改めてそう思いながらドアをあけます。きっと、開いたドアと壁の隙間に隠れるに違いありません。 

40度ほど開け、ヒョイと顔を出し、ドアの向こう側を確認しました。しかし、誰もいません。 

 

もっと辺りをよく確認しようと、さらにドアを開けながら、一歩、足を外に踏み出したときです。 

ドアが急に閉まりました。 

ものすごい勢いです。ドアノブから手が離れます。まだ半分しか身体を出していません。叩きつけられるような形で挟まれてしまいました。 

ドアの固いかどが胸に食い込みます。背中にも衝撃が走りました。 

それだけではありません。ドアはただ閉まったのではなく、まるで誰かに押さえられているようでした。 

しかし、いくらあたりを見回しても、ドアを押している人はどこにもいません。 

手で押し返しましたが、びくともしませんでした。ドアの力は増していきます。 

 

625 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:11:53.44 ID:/fwAWn+v0

わけが分からず、挟まれたまま、何も出来ない状態でした。どんどん胸に食い込んできます。 

「誰か助けて!」 

そう大声を出そうとしました。そのときです、恐ろしいものを見てしまったのは。 

もがく僕の足元を、女の顔が、スゥーと部屋に入っていったんです。それは女の頭部だけで首から下は埋まっているように見えました。 

顔は無表情なのですが、右目と左目を交互に、上下に動かしていました。そして、長い黒髪をズルズルと引きずっていました。 

 

それを見た瞬間、ドアの力が緩まり、僕は開放されました。 

バランスを崩します。踏ん張って立て直したとき、またドアが閉まりました。 

「うわぁ!」 

僕はとっさに内側にかわしました。閉まった時、「バァン!」という大きな音が響きました。指を挟まれたら千切れていたと思います。 

いっきに冷や汗が吹き出てきました。息も荒くなってます。挟まれた胸はズキズキと痛んでいます。 

そして、さっき見た女の顔を思い出し、背中に悪寒が走りました。 

 

「あの顔、僕の部屋に入って行ったよな…… 

Bの話が頭をよぎりました。霊に悩まされている――。もしかして、今のも霊? 霊が僕の部屋に来たのか? 

でもBはどこに? もうすぐ着くと電話があったのに。いったい、今、どうなってるんだ? 

疑問が頭の中を駆け巡りました。 

 

しかし、ゆっくり考えている暇はありませんでした。 

 

僕の部屋は1Kです。玄関から部屋までの通路にキッチンとユニットバスへのドアがあります。 

通路の先はそのまま部屋につながっています。 

その部屋の照明が「フッ」と消えました。唐突にです。他に照明は点いてなかったので、全部が真っ暗になってしまいました。 

あたりはシーンと静まりかえっています。 

脚がガクガク震えてきました。腰に力が入りません。喉が干上がっていくのが分かりました。 

 

626 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:12:40.94 ID:/fwAWn+v0

「逃げなければ!」 

自分に言い聞かせ、勇気を振り絞りました。部屋に背を向け、ドアノブを握り、グッと力を込めました。 

しかし、ドアノブが回りません。 

もちろん、オートロックなどではありません。さっきまで開いていたのに。 

焦りました。急に頭が真っ白になりました。手も震えだし、ドアノブを上手く掴めません。 

冷たい汗が首筋を通ります。うなじの毛が逆立つのを感じました。 

それでも両手でしっかり掴むと、ガチャガチャと左右に回します。押したり引いたりしてもドアは少しも動きませんでした。 

 

「助けて! 誰か! 助けて!」 

今度は大声で叫びました。ドアを拳で叩きながら、何度も、何度も、叫びました。 

すると、ドアの向こうで声がしました。 

「おい! 大丈夫か!」 

Bです。Bの声でした。 

「B!? Bか! ドアが開かない! 助けてくれ! 部屋に何か居るんだ!」 

Bに助けを求めました。 

「なんだって!? 待ってろ! 今開けてやる!」 

ドアノブが勝手にガチャガチャと動きだしました。ドアもガタガタと揺れています。Bが外から開けようとしていました。 

 

「おい! びくともしないぞ! 鍵は!? ちゃんと開いてるのか!?」 

僕は暗闇の中、手探りで確かめました。チェーンロックはかかっていません。 

「鍵はさっきまで開いてた! 閉まってるはずないんだ! 真っ暗で何も見えない! 助けてくれ!」 

「落ち着け! いいか! 玄関の電気が点かないか試してみろ! すぐ近くだろ!」 

そう言われ、手探りでスイッチを探しました。壁を指でさぐると、よく知った出っ張りにふれました。 

「パチ……パチ…… 

ダメでした。玄関の電気は点きません。 

 

627 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:13:41.04 ID:/fwAWn+v0

あたりは相変わらず真っ暗です。 

そのとき、何かヒンヤリとした風を感じました。かすかな、かすかな風です。その風は僕の顔に当たっています。 

「フー、ヒー……フー、ヒー…… 

一定のリズムで音が聞こえ、それと同時に、風を顔に感じます。 

ヒタッと何かが頬に張り付きました。ゾッとするほど冷たいそれは、すぐに『手』だとわかりました。 

その手が下にモゾモゾと動き、突然、首を掴みました。そして別の手が腕を、さらには足を掴まれました。 

どれも氷のように冷たい手です。無数の手が僕を掴んでいました。 

「フー、ヒー……フー、ヒー…… 

一定のリズムの音が、あちこちから聞こえてきます。前後から、左右から、そして、上下からも。 

 

部屋の方から、小さくて聞き取りにくい、女の声が聞こえてきました。 

…………ルノヨ」 

かすかな声が聞こえました。 

「テ……………………ルノヨ」 

声がさっきより近くで聞こえました。 

「テク……………ヲキ…………ノヨ」 

今度はすぐ近くで聞こえました。 

 

「アナタモ……テクビヲ……キルノヨ」 

最後に耳元で聞こえました。 

 

そして、何かが僕の手首にふれました。ヒヤっとした感触です。金属のようでした。 

その感触が、スッと横に動きました。 

手首がジワッと熱くなります。ドクン、ドクンと鼓動を感じます。 

 

そこで僕は気を失ってしまったんです。 

 

628 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:14:28.29 ID:/fwAWn+v0

気がつくと僕は病院にいました。ベッドで寝ていたようです。 

手首には包帯が巻かれていました。周囲には点滴の器具のようなものが置いてあります。 

状況が理解できない僕は、しばらくぼーっとしていました。 

すると看護士さんがやってきました。 

なぜ僕が病院にいるのかを尋ねると、看護士さんは「ちょっと待って」と言い、部屋を出て行きました。 

しばらくすると、Bが部屋に入ってきました。とても暗い顔でした。 

 

「すまない。こんなことになって」 

 

なぜ謝るのか尋ねると、Bはしばらく黙ったまま、ポツリ、ポツリと話し始めました。 

その内容はこうです。 

Bが自分の部屋で見た女の霊は、なんとBの彼女だったというのです。 

Bはその彼女と、まじめな交際をしていたといいます。 

しかしあるとき、別の女性を好きになってしまった。どうしてもその女性が忘れられず、苦しかったが、別れを切り出したそうです。 

当然、彼女は否定しました。激昂したそうです。なんども話し合ったしそうですが、彼女の理解は得られなかったそうです。 

そこでBは、彼女を一方的にフッて、新しい彼女と一緒に引っ越してしまったというのです。 

 

友人関係もほとんど犠牲にして、数人にしか伝えず、携帯も替え、今の町へやって来たというのです。 

そして今の仕事を見つけ、しばらくは二人の幸せな日々を過ごしたといいます。 

でも、あるとき異変が起きたそうです。 

新しい彼女が、寝言でおかしなことを言うようになったといいます。 

それが、僕があのとき聞いた言葉、「あなたも、手首を、切るのよ」でした。 

 

その異変が数週間続いた後、新しい彼女は、バスタブで手首を切って亡くなっていたといいます。 

自殺と判断されましたが、手首を切ったカミソリはBのものだったそうです。 

それから、Bの部屋では、物が勝手に動いたり、無くなったりと異変が起こるようになったそうです。 

そしてある夜、寝ようとしていたBの耳元で「見ているから」と女の声だけが聞こえたそうです。 

 

629 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/05(木) 00:15:17.24 ID:/fwAWn+v0

新しい彼女の葬儀のとき、旧友から、元彼女が自殺で亡くなっていた……と、知らされたそうです。 

それを聞いた、その日の夜。「はじめて元彼女の霊がはっきり現れた」と言っていました。 

その後は、さまざまな霊障の連続だったそうです。 

 

Bが言うには、僕がBを助けようとしたせいで、元彼女の霊が来てしまったということです。 

そしてあのとき、僕の部屋で起こった出来事。 

Bが言うには、急にドアが開き、見ると僕が血だらけで倒れていたと言います。 

 

Bと少し親しくした女性も、怪我をしたり、病気になったりしたと言っていました。 

男性なら、親しくしたくらいでは問題なかったといいます。 

たしかに同僚の女の子で、足を骨折した人はいましたが、Bはその辺をはっきりと教えてはくれませんでした。 

 

B自身も御祓いを受けたり、霊能者に相談したりしたそうですが、今まで何も変化はなかったと言います。 

そして、「これ以上迷惑はかけられない。また引っ越すことにした」と言っていました。 

 

退院後に会社で「Bはいきなり辞表を出して退職した」「連絡がつかず、アパートも空き部屋で、どこに居るのかも分からない」と聞きました。 

僕はなぜかインフルエンザで休んでいることになっていました。

【謎】「君、菌輪という言葉を知ってるか?」人の形に生えかかっていた茸

六十歳代の定年退職をされた方で、この渓流で昨年この場所を見つけ、 

今年はここをベースにして行動しているとのことでした。 

そして興味深い話を聞かせていただきました。 

「君、菌輪という言葉を知ってるか? 菌環ともいうし、外国ではフェアリー・リングというらしい。 

夜に妖精が輪になって踊って、疲れて眠ったところに朝日を浴びると茸と化してしまう。そういう伝説があるんだな。 

ここがそれみたいなんだよ。ほら」 

 

そう言って案内してもらいましたが、確かに草地の回りを真円に近い形でひょろひょろした茸が取り囲んでいます。 

「調べたんだが、これはハラタケというのの仲間らしい。菌輪のできる原因についてはよくわかってないけど、 

これらの茸は地中で菌糸つながっていて、全体が一つの細胞の一つの生命体だという説もある。面白いだろう」 

そして菌の力が強力で共生している芝以外の植物が生えないのではないかという推論も話してもらいました。 

この菌輪は大きいものでは直径五百メートル以上になり、菌としての年齢は数百年を越える場合もあるのだそうです。 

 

「でね、この大きな菌輪の中にさらにあちこちに小さい菌輪ができてるんだよ」 

確かに、直径数メートルから数十センチの菌輪がそこここに見られます。小さいものは様々な形をしていて、 

真円のものはむしろ少ないようです。 

「これなんか変な形だろ、人の寝姿に見えないか。こことあともう一体あるんだ」 

 

519 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/11(月) 18:33:44.54 ID:cpaKF/Su0

それを見たときに私は、不謹慎かもしれませんがテレビドラマなどで警察官が死体のあった場所に描く 

人型の白線を思い浮かべてしまいました。 

「こんなふうに生えるには、われわれには想像もつかない理由があるのかもしれないね」 

私は数こそ出るものの大物が釣れない今回の釣果には満足していませんでしたので、 

さらに奥まで入り二日後に引き返してくることにしていました。 

その方はまだここにいるとのことでしたので、再開を約束してその場は別れました。 

 

かなり体力を消耗しましたが奥には大きな岩魚がおり、私は十分に堪能してその場所に引き返してきました。 

もう夕方になっていたので、いっしょにテントを並べて一泊しようと思ったのです。 

はたしてカーキ色のテントはそこにありました。まだ寝るには早い時間と思い中に声をかけてみました。 

「・・・うううっ、誰だ」その方の声ですが妙にくぐもっています。 

「二日前に通った者です。どうしました、具合でも悪いんですか?」と私。 

「・・・いや何でもないちょっと怪我をしたんだ。それよりここに泊まるんじゃない。もっと下れ」 

 

単独行で怖いのはやはり怪我です。滝登りなどで足を滑らせて骨折でもしたりすると命取りになります。 

特にこのような人の来ない場所では。「大丈夫ですか、麓から応援を呼んできましょうか?」 

「いやいらない。・・・あんたはこの場を立ち去れ、早く夜がくる前に」 

「いや、そうは言っても・・・」 

するとテントの前でかがんで話している私の前に、ジッパーの間からぬっと枯れ木のようなものが突き出されたのです。 

びっしりと生白い茸が生えた、人の手であってそうではないようなおぞましいもの。 

 

520 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/11(月) 18:36:50.06 ID:cpaKF/Su0

テントの中から大きなうなり声が聞こえます。 

「ううう逃げろ、とにかく逃げるんだ。やつらはみなわかってるんだぞ。俺のようになりたいのか」 

私は急に怖くなって「救援を呼んできますから」と一声残して、走って沢を下りました。 

そのうちに夜になりましたが、何度も転びながら何時間もかけ続け、どうにか県道の通る場所まで下りました。 

通りかかった車を停めて事情を話し、翌日の朝には地元の山岳会の方などを案内してその場へと戻りました。 

 

テントはそのまま残っていましたし、荷物一切もそこにありました。しかしその方の姿はどこにも見えません。 

とりあえずテントはたたむことにしましたが、中にはあの茸がたくさん散らばっていました。 

ペグを外してテント全体を持ち上げたとき、その下の地面に茸が小さく頭をのぞかせていることに気づきました。 

そしてそれは人の形に生えかかっていたのです。 

その後警察も出て大がかりな捜索がなされましたが、その方のゆくえは杳として知れず、遭難扱いとなりました。 

私はそれ以来渓流釣りはもちろん山にも入っていません。 

【経営困難】これから死にますという報告をしに神社へ行った。【井戸】

怖くはないのですが不思議な体験をしたので投稿します。 

 

もうだいぶ前のことになりますが、当時私は金属加工の小さな工場を経営していて 

折からの不況もあってその経営に行き詰まっていました。 

そしてお恥ずかしい話ですが自殺を考えたのです。 

 

もう子供たちは成人しておりましたし、負債は生命保険で何とかできると思われる額でした。 

今にして思えば何とでも道はあったのですが、精神的に追い詰められるとはあのことでしょう。 

その時はそれしか考えられなくなっていました。 

 

五月の連休の期間に家族には告げずに郷里に帰りました。 

郷里といってももう実家は存在していなかったのですが、 

自分が子供の頃に遊んだ山河は残っていました。 

 

この帰郷の目的は、裏山にある古い神社にこれから死にますという報告をしようと思ったことです。 

昔檀家だった寺もあったのですが、住職やその家族に会って現況をあれこれ聞かれるのが嫌で 

そこに行くことは考えませんでした。 

 

504 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/09(土) 16:14:44.25 ID:K12mg2qN0

神社に行くまで少し坂を上りますので、鳥居をくぐったときにはだいぶ汗ばんでいました。 

この神社は村の氏神のようなものですが、過疎化の進んだ昨今は常駐する神主もおりません。 

例祭のとき以外にはめったにお参りする人もいないような所です。 

大きな石に山水をひいた手水鉢で手を清めようとしてふとその底をのぞき込んだときに、 

くらくらと目眩がして、水に頭から突っ込んでしまいました。 

 

深さは五十センチ程度だったと思うのですが、 

私の体はストーンとそのまま手水鉢の中に落ち込んでしまいました。 

そしてかなりの高さを落ちていった気がします。 

ばしゃっと音をたてて井戸の底のような所に落ち込みました。ショックはあったのですが 

そのわりには体に痛いところはありませんでした。 

 

そこはおかしな空間で、半径1.5mほどの茶筒の底のようで1mくらい水が溜まった中に 

私は立っています。回りの壁は平らでつるつるしていて、 

しかも真珠のような色と光沢で内部から光っているのです。 

一番不思議なのは、真上10mくらいのところに手水鉢と思われる穴があり水がゆらるらと 

ゆらいで見えることです。しかし私自身の顔は空気中にあり、下半身は水の中にいるのです。 

 

505 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/09(土) 16:15:11.66 ID:K12mg2qN0

私が浸かっている水はまったく濁りがなく透明で、さして冷たくはありません。底の方を見ていると 

足元に20cmばかりの井守がいるのに気づきました。それだけではありません。 

井守は一匹の小さな青蛙を足の方から半分ほどくわえ込んでいます。 

蛙はまだ生きていて逃れようと手をばたつかせますがどうにもなりません。 

その状態が長い時間続いているようです。 

 

私はふと、その蛙の姿が工場の資金繰りに行き詰まってもがいている自分のようで、 

かがんで手を伸ばし助けてやろうとしました、 

その時、頭の中に声が聞こえたのです。 

ーそうだ、その蛙はお前だ。ただし今のお前ではなく自死したのち罰を受けているお前の姿だー 

私はあっと思いました。 

 

がつん、ばしゃっという衝撃があり、気がつくと手水鉢の縁に頭をぶつけていました。少し血が出ました。 

血は神社の境内では不浄と思ったのでハンカチで押さえながら急いで鳥居の外に出ました。 

体は少しも濡れたりはしていません。 

そしてその時には、あれほど頭の中を占めていた自殺という考えはすっかりなくなっていたのです。 

 

郷里から帰った私は奮闘し、工場の経営を立て直しました。そして毎年その神社へのお参りはかかしていません。 

話は以上です。スレ汚し失礼いたしました。 

【獣がいる貸家】尋常ではない殺気のために身動き一つできない。「杯を交わすまであと少しだったのに・・・」

 

494 本当にあった怖い名無し sage 2012/06/07(木) 17:49:01.45 ID:HSLKAHpZ0

上の方にムサカリ絵馬の話を書かれている方がいましたが、それと少し関連した体験があるので 

書いてみます。

このような掲示板にまとまった文章を書くのは初めてなので、乱筆お許しください。

 

今からはもうだいぶ前のことになります。そのころ私は美術の専門学校を卒業したばかりで、さらに 

金属工芸系を深く学ぶためにその地方の中核都市へ出てきていました。

学校の手続きはすぐに済みましたが、アパートを探さなくてはなりません。

当時私は片親の家庭で仕送りなどあまり期待できませんでした。 

専門学校もアルバイトをしながら卒業したくらいでしたので、あちこちの不動産屋を回り少しでも条件がよく 

家賃の安い物件を探していました。 

 

そして数軒目の不動産屋でありえないような格安の物件を見つけたのです。

それはアパートではなく 

一階建ての一部屋で隣に住む大家さんが自分の家の庭に離れとして建てたものでした。

そして家賃は 

ちょっと考えられないほど安かったのです。

なぜこのような物件がいつまでも残っていたのかというと不動産屋からは「大家さんたちは老夫婦で、だいぶ前に息子さんを亡くされている。

その思い出がやっと薄らいできたので、息子さんが使っていた離れを人に貸そうという気持ちになった。 

ただ同じ敷地内にあるようなものなので、できれば女の人に借りてもらいたいと思っている」このような話を 

聞かされました。

さらに「大家さんたちは借り手と事前に面会して、その人が気に入ったら決めると言っている」とのことでした。 

その場所は私の学校からは二駅しか離れておらず通学にも便利で、ぜひともここに決めたいと思いました。 

そして不動産屋にセッティングをしてもらい、大家さん夫妻との面接に臨んだのです。

不動産屋の車で 

大家さんの家へ行き、玄関のチャイムを鳴らしました、出てこられたのはご主人が70歳代、奥さんが 

60代半ばといったところでしょうか、どちらも白髪の上品な人たちです。

「ささ、お上がりなさい」 

私たちは和室に案内されました。

そこは裏の山側に面した上品な一室でしたが、床の間に他の調度にそぐわない鷹の剥製があり鋭い目を光らせているのが少し異様に感じられました。

そうして私は学校のことや 

将来の夢などをご主人に問われるままに語りました。

奥さんのほうはつねににこにこと微笑んでおられる 

だけでした。ただ私が出身地の県のことを話したときに、奥さんは「これは」というような顔をしてご主人と 

目配せしたのを覚えています。

ご主人は話の最後に「これはよいお嬢さんだ、どうだね○○(奥さんの名前) 

この方に決めようじゃないか」「ええ、それがよろしゅうございますね」こうして私は夫妻の家の離れに住む 

ことになったのです。 

そして帰る前に離れの部屋を見せていただきました。そこは夫妻の家から10mばかり離れた庭の中にあり、 

外観はまだ新しいものでした。

「ここは元々は息子が動物を飼育するための小屋として使っていた場所で、 

ひとり息子が死んでから今年でちょうど10年になる。それで私たちもいつまでも悔やんでいてもしかたないと、 

ここを建てかえて人に貸すことにしたのだよ。

あなたのような人に住んでもらうことになってよかった」とご主人。 

「ほんに。息子は生き物の好きな子でしてねえ」と奥さん。

それを「これ」とご主人がたしなめ、「あなたが 

都合のよいときに引っ越してきてください、いつでもかまわんよ」とおっしゃってくれます。私がお愛想のつもりで 

息子さんの仕事について尋ねますと、ご夫妻は顔を見合わせていましたが、ご主人が「なに、わたしの跡を継いで 

職人をしていたんです。

あなたも工芸をおやりになるそうで、息子が生きていたら気が合ったかもしれませんな」 

と答えられました。

部屋は6畳の一間に台所、バス・トイレと普通のアパートと違いはありませんでした。

ただ建物の外観に比べて内部がせますぎるように思われました。

しかし壁などを厚くしていねいに造っているのだろうと解釈することにしました。 

それから1週間後、学校の始まる3日前に引っ越しました。

荷物は布団や小型冷蔵庫など最小限で、さほど時間は 

かかりませんでした。

その時は私の母も一緒でしたが、大家さん夫妻は満面の笑みで出迎えてくれ「何か不都合な 

ことがあったらいつでも言ってきなさい」「これはこの地方でとれる蕗の煮物だよ」と奥さんからはお料理まで 

いただきました。

冷蔵庫の中身はまだ買っていなかったのでありがたく思いました。

母は翌日も仕事があるためすぐに帰り、スーパーなども近くにあったのでとりあえず買い物をして荷物の整理をしているうちに早くも日暮れとなりました。

その日は疲れていたのでスーパーで買った出来合いのお総菜といただいた蕗の煮付けを食べて早く寝ようと 

思いました。

その蕗の煮物を一口食べて奇妙な味がするのに気がつきました。

不味いというわけではないのですが 

不思議な香りがするのです。西洋ハーブのアニスによく似ています。この地方特有の味付けかと考え、せっかくのご厚意にこたえないのも失礼と思って全部食べてしまいました。 

 

布団を敷いて横になるとすぐに眠ってしまいました。

そして奇妙な夢を見ました。

それは大広間のような和室に大勢の人が集まりみな喪服を着ています。

どこか田舎の大家のお葬式のようです。

そうしてそこに次の間から自分が 

和服の花嫁衣装を着て入っていくのです。

すると両脇から大家さん夫妻がやはり喪装で、昼に見たような満面の笑みを 

浮かべて私を迎え、手を取って上座の席に連れて行きます。隣の花婿の席は空いています。

やがて一同は両脇に 

分かれて座ります。そして一斉に拍手をします。すると正面のふすまが開き、紋付袴の花婿らしき人が入ってきます。 

その顔はわかりません。なぜなら黒い頭巾で頭部全体を覆っているからです。花婿が私の横の席にすわります。

すると獣臭さがわっと襲いかかるように鼻につきます。花婿が私の手をとります。

お婿さんの手には茶色いごわごわした毛が 

生えています。そうしてもう一方の手で自分の黒い頭巾を上に引っ張ります。紋付の肩に茶色い毛の束が広がります。 

頭巾をすっかりとってしまうと、そこにあるのは何とも種類の判別しない動物の頭です。しかも両目がありません。 

私は絶叫しました。 

 

そして目が覚めました。枕元の時計を見るとまだ2時過ぎです。とりあえず夢とわかってほっとしたところでしたが、 

すぐに部屋の中が夢と同じに獣臭いことに気がつきました。

何かがいる気配がします。それも一匹や二匹ではありません。 

大きなもの、小さなもの、羽ばたくもの、這うもの、あらゆる獣が私の布団を取り囲んでいます。少しでも動けば襲いかかってきそうに思えます。

部屋の中は真っ暗ではありません。

電気製品や時計のわずかな灯りで見た目には何もいないのです。

それでも尋常ではない殺気のために身動き一つできません。

そうして何時間が過ぎたでしょうか。カーテンごしに朝日が当たっているのがわかります。

すると一つまた一つと小さなうなり声を残して、それらの獣の気配は部屋の南側、押し入れのあるほうに吸い込まれるように消えて行ったのです。 

 

どれくらい布団をかぶっていたでしょうか。光が差し込んだ部屋の中はすっかり朝の雰囲気となり、昨夜のことはどこまでが夢でどこまでが事実だったのかわからないような心持ちになりました。

おそるおそる時計を見るとまだ6時半を過ぎたばかりです。 

私は起き上がり、昨夜の獣たちが消えて行った押し入れの前にいき戸を開けました。

そこには昨日私が入れた段ボール箱とわずかの寝具があるだけでしたが、突き当たりの板を押してみるとなんだかごわごわします。

後ろになにか柔らかいものがあってそれに板が当たっているような感触なのです。

そこで押すのをやめ、てのひら全体をあてて横にずらそうと試みました。

するとそれほどの力では 

ないのに板が大きく動きました。・・・そこに見たものは十数体の動物たちの剥製でした。毛のある生き物ばかりではありません。

私は夢の中のように大きく悲鳴をあげて、パジャマのまま部屋の外に飛び出しました。 

離れの外に出ると、少し離れたところに大家さん夫妻が立っていました。

夢で見たとおりの喪服姿でした。

ご主人が口を開き 

「あなたなら息子の嫁にふさわしいかと思ったのに残念だ・・・。」奥さんが「杯を交わすまであと少しだったのに・・・」 

さも心惜しそうにつけ加えます。私はそのまま家の門を走り抜け大通りに出ました。そしてその日一日を大勢の人に紛れて駅で過ごしたのです。 

 

それからしばらくたって、荷物などは男性の友人に無理に頼んで取りに行ってもらいました。

その人の話では、離れは取り壊されて すでになく、母屋も引っ越しをしたらしく中はがらんとした状態で私の荷物だけがそっくり玄関先にまとめられていたということ 

です。

あれからずいぶん立ちますが、今でもあの押し入れの奥でちらと見たもののことを思い出します。

たくさんの剥製に囲まれるように紋付袴姿の男性がひっそりと佇んでいた気がするのです。 

【ムサカリ】顔をまだ生きている人にしちゃいけない。それをやると冥界からのお迎えが来るんだ

 

427 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/31(木) 19:40:21.57 ID:A9d0tpN10

俺は今は大きなデザイン事務所に勤めてるんだけど、 

専門学校を出てしばらくは学校から勧められた冠婚葬祭会社で写真加工のバイトをしていた。 

葬式の場合は遺影用としてスナップから顔をスキャンしてスーツ姿にしたり、 

結婚写真の場合は全体的な修正などの仕事が多かった。あとは写真に関係ない細々した雑用。 

 

ある20代の若い男性の葬儀で、アルバムから遺影用の写真を選ぶのに自分も加わったけど、 

そのあとで60代と思われるご両親から呼び止められて奇妙な依頼をされた。 

それは故人となった息子の結婚写真をつくってほしいという話で、 

未婚のまま病気で亡くなった息子が不憫でならない、なんとか空事でも結婚式を挙げた写真を残したいが、 

そういうことはできるものかと尋ねられたんだ。 

まあ、できるかどうかは素材の画像が揃ってるかどうかで決まるんだけど、 

会社で正規に請け負う仕事とは違うんで、その場での即答は避け正社員の先輩に相談した。 

 

428 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/31(木) 19:40:45.70 ID:A9d0tpN10

先輩は「それはムサカリだろう。」と言って続けた。「東北のほうでは結婚前に亡くなった男性には 

架空の結婚式を挙げた絵を描いて寺社に納める風習があってそれをムサカリという。おそらくそうした 

ことをしたいんだろうね。もうすっかり廃れたと思ったが、まだあるとこにはあるんだね。いや会社としては 

引き受けられないよそんなの。ただお前が個人として依頼を受けるのは関知しない。ま、やめといたほうがいいと思うけどね。」 

まとめるとこういう話だったが、俺は、いかにも心苦しいというように頼みを切り出してきた父親の姿や、 

葬式中ずっと泣き続けていた母親の姿を思い出して引き受けようと決めた。 

 

ご両親と話を進めていき、故人の新郎は成人式に紋付袴で写した写真があるとのことで、 

それを流用させてもらうことにし、ご両親には盛装していただいて新たに撮影することにした。 

金屏風の前に新郎新婦がいて、その両脇にご両親という構図を考えた。 

で、問題は新婦なんだ。俺としては和服の花嫁姿はどっかからひっぱてきた画像、顔はちょっと面倒だけど、 

目や鼻など顔のパーツ一つ一つをコラージュして、全体としてはこの世にいない女性像をつくろうと思ってた。 

 

429 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/31(木) 19:41:16.10 ID:A9d0tpN10

ところがご両親は、ぜひともこの写真を使ってほしいと一枚の紙焼きを出してくる。新婦の顔は 

どうでもこの女性の顔にしてほしいと言って必死の形相になっている。それをスキャンで取り込むのは簡単だけど、 

俺は先輩から言われた言葉を思い出した。「ムサカリ絵馬は、言い伝えではまわりの参会者はいいけど、 

新郎新婦の顔をまだ生きている人にしちゃいけない、また生きている人の名前を入れてもいけない。 

それをやるとその描かれた人には冥界からのお迎えが来るんだ。・・・馬鹿馬鹿しいと思うだろうが、 

東北の○○県のあたりにはそういう力を今でも顕すことができる神社が残ってるというぜ。」 

 

俺はおそるおそる、生きている人はまずいんじゃないですかと聞いてみた。しかしご両親が言うには 

その写真の方も亡くなっていて、生前は婚約関係にあったのだと。その女性が亡くなったのが原因で息子も 

病気になったようなもの、どちらも故人だしあの世ですでに一緒になっているのだろうが、正式な式として地元に 

報告できればうれしい、と切々と述べ立てられ俺は半信半疑ながらこれも承知してしまった。謝礼として10万円いただいた。 

 

 

 

430 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/31(木) 19:44:42.91 ID:A9d0tpN10

写真はできあがり、最後の最後に息子さんの名前とご両親から聞いた女性の名前を同姓にして画像に入れ 

絵馬にしやすいようパネルにして手渡した。自分として出来映えは満足のいくものだった。ご両親はうれしそうに、 

これを持って地元の○○県に帰りますと言った。その帰省先が先輩の言っていた県だったのでちょっとギョッとしたけど、 

深くは考えないことにしていた。 

それから2週間ほどして、地方新聞に事故の記事が載った。被害者は即死で、なんと病院の前で救急車にはねられた 

ということでこちらの地域ではいろいろ問題になった。その病院はこれまで書いた息子さんのご遺体を搬送してきたところで、 

新聞に被害者の女性の写真は載らなかったが、名前は俺が画像に入れたのと同じだった。これで話は終わりです。